紀平梨花の恩師浜田美栄コーチが夢をつなぐ！
グランプリファイナルで優勝した紀平梨花。
お隣の女性が、夢を叶えてくれた恩師の浜田美栄コーチです。
なんと宮原知子選手も浜田美栄コーチなんですね。
こんなすばらしい世界的選手を育てた浜田コーチはどんな方なんでしょうか？
徹底して調べてみました。
浜田美栄コーチのプロフィールとは？
浜田コーチは、フィギュアスケート指導歴３４年のベテランの方ですが、
京都市出身の女性です。
名前：濱田美栄（はまだ みえ）
生年月日：1959年10月29日
出身地：京都市出身
出身学校：京都市立藤森中学校、京都市立日吉ヶ丘高等学校、同志社大学卒業。
所属クラブ：京都醍醐FSC、関西大学アイススケート部でコーチを務める
大学時代は、現役のフィギアスケーターとして活躍されていました。
しっかりしたかわいい女性のイメージですね。米国留学の経験もあり、
英語は堪能とのことらしいです。
同志社大学を卒業すると同時に現役を引退されて、フィギアスケートのコーチへと転身されています。
浜田コーチの選手育成は定評があり、
とくにジュニア育成では、世界トップレベルらしいです。
子供たちにやる気を起こさせて、メキメキその才能が開花してくるとのこと。
2017年の全日本選手権では、１０位以内のトップスケーターのうち、
４人が、浜田コーチの門下生です。
- 宮原知子
- 本田真凜
- 白岩優奈
- 紀平梨花
※本田真凜選手は2018年７月からアメリカへ所属変更。
浜田式指導は厳しいが愛情がある？
浜田コーチの指導は、基礎を重視した練習を徹底して行うらしいです。
ジャンプは、ループジャンプから始まるらしいですが、かなり厳しいとのこと。
この基礎を徹底して習得したから、紀平梨花選手は美しくてブレナイ演技が
できるのですね。
浜田コーチは、そんな熱のこもった厳しい指導で有名ですが、
愛情も兼ね備えた優しい一面もあります。
こちらは、宮原知子選手が、2017年の全日本選手権演技後の光景です。
（この大会でオリンピック出場選手が決まる大事なときでした）
浜田コーチが涙を流しながら宮原選手を抱きしめています。
一時、ケガのためオリンピックは絶望視されていたのですが、この試合で
復活しています。このとき、浜田コーチが、全力で支えていたとのウワサがあります。
「よく頑張ったね」という声が聞こえてきそうなシーンですが、愛情があふれていますね。
この大会で、宮原選手は優勝してオリンピック代表選手に選ばれました。
ピョンチャンオリンピックで演技直前に宮原に言う
「さとこの色に会場を染めなさい。」
母親のようなまなざしで宮原を見つめていた浜田コーチは、
もちろん、演技後力強く宮原を抱きしめた。
浜田美栄コーチは広島原爆二世だった！
2018年広島で開催されたＮＨＫ杯では、浜田コーチには強い想いがありました。
浜田コーチの母親は、広島出身で原爆の被爆者だったとのことです。
当時１１歳のときに母親は被爆して、１３歳の叔母は亡くなっています。
NHK杯国際フィギュアスケート競技大会が広島県立総合体育館で開催され、
宮原知子と紀平梨花が出場した際には親族の墓参りも出来たことを感謝しています。
浜田コーチは、そのとき次のように語っている。
「広島でのNHK杯、私自身に強い想いがありました。私の母は、被爆一世なんです。
伯母さん、母の姉は13歳でこの世を去りました。
それもあって、『今こうやって才能とチャンスに恵まれたのだから、
好きなことをやり続けられる世の中に生まれたのだから、ベストを尽くそう』という話をしました」
「この街はまったくの焼け野原から、ここまで自分で立ち直ったわけじゃないですか。
広島の人が悪いことしたわけじゃないじゃないですか。
それでも助け合って、人のせいにせず、ここまで来た。
文句を言うにも何もないわけですから。だから人のせいにしないでやろう、と私は言うんです」
このような背景から、
浜田コーチには、一種の信念と哲学がある。
- 自分がだめなときの立ち直り方だけはきちんと教えたい。
- なぜ出来たか、なぜ失敗したか、どんな感じかをいつも聞く。
- 自分の感覚を自分のことばでしっかりと覚えておくことが大事。
- 敵ではなく、ライバルたちを大切にしなさい。よきライバルが必要。
大切にしなさい。
自分自身がだめなときにどのようにして立ち直っていくか、
その逆境を乗り越えていく力はスポーツだけではなく、
人生においても非常に大切なことだと思う。
浜田美栄コーチによって、日本女子フィギアスケートが
さらに強くなって、夢と希望が実現することを祈ってます！！
浜田美栄コーチガンバッテ！！
