紀平梨花全日本女子で念願の初優勝を果たす

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紀平梨花全日本女子で念願の初優勝を果たす

紀平梨花 全日本女子

 

全日本フィギュアスケート選手権で紀平梨花選手が念願の初優勝を飾った。

 

ショートで首位発進していたが、不安でいっぱいのフリーを乗り越えて、

 

見事に初優勝を獲得した。

 

紀平梨花選手は、フリーで155.22点、合計229.20点で優勝,

 

2位には樋口新葉選手がフリーで合計206.61点と続き、

 

川畑和愛選手がフリーで躍進し合計193.96点で3位となった。

 

注目の宮原知子選手、坂本花織選手はいずれも表彰台に登れなかった。

 

 

初優勝を飾ったフリーは不安でいっぱいだった?!

 

紀平梨花 全日本女子

 

 

華やかに見える全日本選手権だが、じつは、選手の間では魔物が見えるらしい。

 

独特の雰囲気と緊張感が全日本にはあるのかもしれない。

 

じつは、紀平選手の心の中も不安でいっぱいだったのだ。

 

試合後のインタビューでつぎのように語っている。

 

紀平梨花 全日本女子

 

『すごい今回全然眠れなくてお昼寝もできなくてすごい不安だったんですけど

 

あの演技ができてすごい自信になりました。

 

4回転をなしに直前に決めてその代わりにトリプルアクセルに2タイプのツーループをつけたいと

 

思いが強かったので、その方法がミスにつながらないでしっかり強気で

 

その難しい構成をしっかりこなせたのはすごくうれしいです。』

 

試合直前、ショートで首位だったにもかかわらず、不安で眠れない状況だったのだ。

 

しかも、直前の宮原選手、坂本選手もいつもと違うことは感じていたようだ。

 

予定していた冒頭の4回転サルコーは、直前に3回転サルコーに変えた。

 

それから、2本のトリプルアクセルを決め、トリプルフリップとトリプルトゥーループの

 

連続ジャンプも見事に着氷した。

 

紀平梨花 全日本女子

 

ジャンプにミスがないので、ステップ、スピンもより美しくきれいにまとめた。

 

ノーミスの演技を目指して、リスクのあるジャンプは避けた形となったが、

 

結果的にこの戦略は正解だった。

 

今回の全日本女子は、実力のある選手でさえも精神的あるいは体力的に

 

バランスが崩れると一気に点数が下がってしまうことを感じさせる試合だった。

 

つぎの世界選手権で再度ロシアに挑戦へ

 

紀平梨花 全日本女子

 

紀平梨花選手は、今大会での優勝で、来年3月の世界選手権への出場は

 

内定で決まった。次は、再度、ロシアへの挑戦があらたに始まる。

 

『世界選手権は、4回転とルッツを戻してノーミスでいきたい』と語ったが、

 

紀平選手は、さらに難易度を高めて世界を目指していくことは間違いない。

 

けがをしないように、着実に前進してほしい。

 

がんばれ!紀平梨花!よいお年を迎えられますように!

 

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