紀平梨花四大陸フィギュアスケート選手権で史上初の2連覇達成!
紀平梨花選手が2月8日に韓国で開催された四大陸フィギュアスケート選手権で
史上初の2連覇を達成した。
ショートプログラムでもトップ発進だったが、フリーでも冒頭のミスを
後半の演技でカバーし見事に優勝を飾った。
総合計点を自己ベストの232・34点をマークし、男女を通じて初の連覇となった。
紀平梨花ショートプログラムで首位発進!
昨年優勝というプレッシャーのあるなかで、ショートプログラムでは、81.18点で首位発進となった。
トリプルアクセルを成功させて、3回転フリップとトーループの連続ジャンプそして、美しいスピン。
後半のジャンプで、これまでケガによる左足の痛みのため封印してきた3回転ルッツを成功させた。
青色の衣装に変わり、やっと公式試合で本来の紀平選手のプログラム構成に戻ってきた。
昨年のグランプリカナダの81.35点には及ばなかったが、ほぼ満足のできる内容だった。
紀平選手も、演技後のインタビューでつぎのように語っている。
「本番、集中していいジャンプのイメージで跳べた。安心しました。ちょっと(できは)微妙かな?って。
キレキレの状態を持ってきたかったから、85%くらい」
紀平梨花フリー後半で巻き返し史上初の2連覇達成!
ショートが首位発進ということで、フリーのトリプルアクセルが心配だった。
冒頭の4回転サルコーは、回避して3回転に変更したが、次のトリプルアクセルが
抜けてしまいシングルになってしまった。このジャンプの点数は、1.10点だった。
しかし、ここからの紀平選手の冷静な巻き返しが、すごかった。
美しい3回転ルッツのあとにトリプルアクセルと2回転トーループの連続ジャンプを決め、
さらに、3回転フリップ、3回転トーループそして2回転トーループの
3連続ジャンプを成功させた。
後半にも3回転、2回転の連続ジャンプを決めレイバックスピンも美しく演じた。
この巻き返しで、フリーは、トップの151.16点をマークし、総合点232.34点で優勝となった。
今回の試合で思ったことは、紀平梨花選手は、史上初の2連覇を成し遂げただけでなく、
名実ともに本当に強いトップフィギュア選手になったことだ。
大きなミスでもめげないで、次の挽回を冷静に判断して演技につなげていく。
このめげない、へこたれない、あきらめない精神が紀平選手に宿った。
個人的には、紀平選手のレイバックスピンは世界一美しいと思っているが、
次の、世界選手権でも自信をもってロシア勢に立ち向かってほしい。
がんばれ!紀平梨花!
紀平梨花の新しいエキシビションがすごく魅力的!
紀平選手が、四大陸選手権のエキシビションで、新しい魅力的な演技を披露した。
曲は、イギリスのシンガーソングライターであるアンマリーが歌う「2002」。
ちなみに、アンマリーは、空手の世界チャンピオンの経歴をもつかなりの日本通らしい。
淡い初恋の思い出がテーマの曲に乗せて軽やかに美しく舞った。
これまで、Fadedなどさまざまな魅力的なエキシビションを披露してきたが、
今回の「2002」は、さらに成長した紀平梨花の魅力が伝わってくる。
ひとつひとつの音をとらえるその動きがさらに洗練されているので、
女性の美しさとセクシーさを感じさせ魅了する。すごく綺麗になった。
最後のパートで、曲に乗せて、ダブルアクセルを3回も決めるシーンは
本当に素晴らしい!!