紀平梨花が妖艶な新ショートプログラムに挑戦!
5月24日、幕張から始まったFantasy on Ice 2019が、仙台、神戸、富山と
全国で開催されています。
そんな中、紀平梨花選手が、今シーズンの新たなショートプログラムを披露している。
昨シーズンの「月の光」とはまったく異なるリズムの曲で演技が紹介された。
ここでは、そんなイメージがガラリと変わった紀平梨花選手の
ショートプログラムを追ってみました。
紀平梨花がブラックイメージで妖艶な演技を披露
紀平梨花選手が、キャミソール風の上にブラックメッシュのシースルーブラウス、
そしてブラックパンツで登場。ガラリと変わったその衣装にまずびっくりしました。
美少女から大人の女性への変身をイメージするような衣装はよりセクシーになりました。
世代が違いますのでわからないかもしれませんが、
昔の映画 「007」のボンドガールの記憶が蘇ってきました。
4月の世界国別対抗戦では、紀平梨花選手はつぎのように語っていた。
「特に私がやりたいものっていうよりは、今までと違ったところとか、初めは難しい振り付けだけれど、何とかシーズン通して、
いいものを作り上げていけるようにしたい。
初めは難しいような曲とか、自分が『苦手だな』って思うような曲を、
わざと選んでいきたいと思います」
この衣装の大変身もこんな紀平梨花選手の思いなのかもしれない。
紀平梨花のプログラム曲はバグダード風ジャズへ変身
バグダードで朝食
新たなシーズンのショートプログラムで紀平梨花選手が選んだ曲が、
「Breakfast in Baghdad」だ。直訳すれば、「バグダードでの朝食」ですが、
イラクの首都バグダードだと思います。ジャズ風でもあり、フラメンコ風でもあり、
エキゾチックな曲となっています。
曲のリズムテンポも早く、日本人がついていくのはチョット厳しいかもしれない?
それでも、紀平梨花選手は、果敢に挑戦して自分の演技曲として選んだ。
新たな自分を発見するようなこの選曲は、次の大きなステップになるかもしれない。
紀平梨花のプログラム振付もシェイリン・ボーン氏へ変更
新たなショートプログラムの振付は、シェイリン・ボーン氏が手掛けています。
シェイリン・ボーンと言えば、あの羽生結弦選手が演じた「SEIMEI」などを
振付したことで有名ですが、ひょっとして羽生選手の口添えがあったのでしょうか?
曲のテンポが早いので、自然と動きが多様になっていますが、最初のジャンプは、
完璧なダブルアクセルでした。
次のジャンプは3回転ルッツでしたがバランスが崩れてしまいます。
最後の3回転フリップは転倒しましたので、まだまだ練習が足りない状況です。
雰囲気も大きく変わり、難度も上がっているように見えます。
特に、音をとらえる細かな動きがあり、曲に乗る小さなジャンプが随所にあります。
紀平梨花の新たな挑戦を応援します!
ブラックの衣装をまとった大人の女性への変身が今シーズンのテーマでしょうか?
あのザギトワ選手も妖艶で華麗にプログラムを演じていますが、
紀平梨花が、プレゼンテーションでザギトワ選手に優るとも劣らない演技をするためには
すべてを変えなければならなかったかもしれません。
紀平梨花選手の技術面では世界最高レベルですので、
これにプレゼンテーション面の点数が上がれば名実ともに
安定した世界トップスケーターになれます。いえ、彼女はトップになります。
ケガをしないようにガンバレ!!紀平梨花!!