紀平梨花全日本で冒頭のミス乗り越え首位発進!
12月19日、東京でフィギュアスケートの登竜門、全日本選手権が始まった。
紀平梨花選手が初優勝を目指してショートにチャレンジしたが、冒頭トリプルアクセルのミス。
それでも、結果は、73.98点で首位発進となった。
紀平梨花選手ショートの3Aミスを悔しがる
日本中からフィギュアスケートを目指す優秀な選手達が全員集合する全日本選手権。
一種独特の会場の雰囲気があり、緊張感も他の大会とは別物らしい。
そんな中で、初めての優勝を目指す紀平梨花選手は、万全の準備をして挑戦した。
ショートは、気負い過ぎたのか、冒頭の3Aは、着氷で乱れ手をついてしまった。
3Aの出来栄えは、減点2点、合計6点になってしまうが、すぐに、
トリプルフリップとトリプルトゥーループの完璧なコンビネーションジャンプで取り返す。
トリプルループも美しかったし、足換えコンビスピンの1本軸も決してぶれなかった。
試合後のインタビューでつぎのように語っている。
「結構、体も動いていて、いい感じかなと思ったんですけど、やっぱり、
一発目のアクセルが悔しいので、調子が良かったぶん悔しさが残った。
しっかり、フリーで巻き返したいと思います。」
9月のケガは、回復し、体調は良かったとのこと。
3Aジャンプの直前のスピード、角度も良く見えるが、ほんの少しだけ上半身の
起き上がりが早かったように見える。
やはり、独特の緊張と体調が良すぎるので、ジャンプ直前のタメが
不十分になってしまったのかもしれない。
フリーで巻き返し初優勝を目指す
初優勝を狙う紀平梨花は、73.98点、2位は70.11点の宮原知子、
3位は昨年優勝の坂本花織が69.95点と続いている。
宮原知子選手の洗練され安定感抜群の演技、そしてダイナミックな演技を
得意とする坂本花織選手はもちろん脅威だが、いつもの紀平選手の
実力をフリーで出せば、優勝は十分狙える。
令和元年は、なんとかして全日本選手権優勝で有終の美を飾ってほしい。
ケガをしないように、ガンバレ、紀平梨花!