紀平梨花選手が四大陸選手権で逆転優勝!!

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紀平梨花選手が四大陸選手権で逆転優勝!!

紀平梨花 四大陸選手権

 

2月9日(日本時間)、アメリカアナハイムで行われていた四大陸選手権

 

ショートプログラム5位の紀平梨花選手が、フリープログラムで高得点を挙げ,

 

合計221.99点で逆転優勝した。三原舞衣選手も健闘し銅メダルを獲得した。

 

一方、坂本花織選手はミスが響き4位となった。

 

 

ショートプログラム前の公式練習でケガ!

紀平梨花 四大陸選手権

 

この写真は、紀平梨花選手のショートプログラム演技中の左手です。

 

公式練習で、転倒し、左手薬指にケガを負いました。

 

診断の結果、薬指第二関節亜脱臼とわかったのですが、紀平選手は相当痛かったみたいです。

 

じつは、この薬指の部位は以前の練習で骨折したところだったので、非常に心配でした。

 

痛みはもちろんですが、力が入らなくなりますので、ジャンプでの回転にも影響します。

 

紀平選手は、このような状態で、四大陸選手権のショートに挑むことになってしまいました。

 

ショートプログラムは5位に終わった

紀平梨花 四大陸選手権

 

薬指を負傷した紀平梨花選手は、薬指のアイシングと超音波治療のため、

 

十分な練習が出来ないままショートプログラムに参加した。

 

しかし、最初に果敢にトリプルアクセルに挑戦したが、シングルアクセルになり、

 

得点は0点になってしまった。結果は、68・85点で5位と出遅れた。

 

試合後には、「トリプルを跳ぶスピードになっていなかった。」と語ったが、

 

やはり、薬指の負傷が影響したことは間違いない。

 

フリープログラムで巻き返し総合優勝

紀平梨花 四大陸選手権

 

今シーズンの紀平梨花選手は、フリーで巻き返しするだけの強さを持っている。

 

たとえ、ミスをしても決してめげないで、自分自身を冷静に観察して、

 

次の施策を考える。ここが、紀平選手の強みである。

 

今回のフリーでは、最初にトリプルアクセルを成功させて、

 

2回目のジャンプでは、ダブルアクセルとトリプルトゥループに変更した。

 

紀平梨花 四大陸選手権

 

集中してすべてのジャンプをこなし、フリーの演技を終えることが出来た。

 

結果はフリー153.14点で1位となり、合計221.99点で初優勝となった。

 

浜田コーチから「真のチャンピオンになるには、こういう試練も必要。

 

挑戦だと思って頑張って。」と言ってもらったことも大きく心に影響したのかもしれない。

 

これで、紀平選手は、今シーズンの国際大会で5戦5勝という快挙を達成した。

 

アメリカメディアも「キヒラが輝いた」という見出しでその完璧な演技を称賛している。

 

紀平梨花 四大陸選手権

 

フリープログラム「美しい嵐」が微妙に変化?

紀平梨花 四大陸選手権

 

今回のフリーの演技は、良く見ると微妙に振付が変わっています。

 

じつは、この「A Beautiful Storm」の振付けをしたトム・ディクソンさんに

 

今年の1月のアメリカ強化合宿で指導を受けているらしいです。

 

この指導で、これまでの演技よりメリハリのあるより豊かな内容に進化しています。

 

今度は、日本で世界選手権が開催されますが、ケガの回復を祈りつつ、

 

また、進化した「美しい嵐」を見れることを楽しみにしています。

 

ガンバレ!紀平梨花!

 

紀平梨花 四大陸選手権

 

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