紀平梨花がチャレンジカップ優勝!国際大会6連勝へ!

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紀平梨花がチャレンジカップ優勝!国際大会6連勝へ!

紀平梨花 国際大会

 

2月24日、オランダのハーグで行われたフィギュアスケート・チャレンジで、
紀平梨花選手が優勝し、今季国際大会6連勝を達成した。

 

ショートプログラムがミスで2位であったが、最終日のフリーで、トリプルアクセルを
成功させ見事、逆転優勝を飾った。

 

フリーでは1位の141・90点、総合得点208・34点だった。

 

樋口新葉も健闘し、総合得点186・24点で、3位に入賞した。
表彰台は2人の日本選手が登壇する結果となった。

 

 

2つの試練を乗り越えて逆転女王へ

紀平梨花 チャレンジカップ

 

今大会では、紀平梨花選手は2つの試練を乗り越えなければならなかった。

 

一つは、約2週間前にアメリカで行われた四大陸選手権で負傷した
左手薬指にギプスをはめながら練習をしていることだ。

 

体幹のバランスが微妙にくずれるので、その調整が必要だった。

 

二つ目は、スケート靴を新調したためその調整をしなければならなかった。

 

しかも、練習は、屋外スケートリンクでオランダの氷は硬かった。
日本と違った環境で靴と氷との感触を確かめながらの調整だった。

 

 

冷静な判断が逆転劇を生みだす

紀平梨花 チャレンジカップ

 

ショートプログラムの直前まで、入念な調整を行っていたが、

 

冒頭のトリプルアクセルを跳ぶかどうか悩んでいたのである。

 

自分自身の体調と氷の状態を把握して、じつはこの時、

 

トリプルアクセルで行くことを決めていたとのこと。

 

実際には、ダブルアクセルに変更し、続く連続ジャンプを

 

ミスすることなく演技することに集中した。

 

それでも、連続3回転ジャンプの2本目は回転不足や

 

スピンでバランスが崩れ、ショートは66.44点で2位となった。

 

点数は今季最低であったが、臨機応変にプログラムを構成し、

 

現時点での最高の演技をするという冷静な判断は正解だった。

 

フリーで真の女王へ歩み出す

紀平梨花 チャレンジカップ

 

最終日のフリーでは、1本目のトリプルアクセルを成功させたが、

 

軸がぶれてバランスを修正しながらのジャンプだった。

 

2本目は無理をせずダブルアクセルとトリプルトウループに変更した。

 

後半のコンビネーションジャンプでは、回転不足となったが、

 

大きなミスがなくフリーでは1位の141.90点だった。

 

総合得点では、208.34点で逆転優勝を飾った。

 

これで、国際大会では7連勝と偉業を達成した。

 

負傷と靴の調整という2つの試練を乗り越えての優勝は、

 

紀平梨花が真の女王へ確実に歩みだしていることを証明している。

 

さらに、付け加えるとジャンプの修正能力も一段とレベルアップしている。

 

3月の世界選手権でショートとフリーで最高の演技を目指す

紀平梨花 チャレンジカップ

 

来月に迫った世界選手権。紀平梨花は世界ランキング12位であるが、

 

世界からはランキング1位のザギトワ、2位のメドベージェワも参加する。

 

もちろん、世界4位の坂本花織選手も参加する。

 

紀平選手自身もつぎのように語っている。

 

「世界選手権は、絶対にやるしかない状況でのショート、フリーになると思うので、
今回のフリーみたいな気持ちでノーミスでできるようにしたい」

 

世界トップレベルでの熱い闘いはもうすぐだ。

 

ケガをしないで、最高の演技を披露してほしい。

 

ガンバレ!紀平梨花!

 

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